| シナリオやるのも久しぶりなら、感想書くのも久しぶりだなー、と。 というわけで、はじめまして、ポンですです。
シナリオは王道です、燃えの正統派って感じです。 龍騎のシナリオを知っていたので、大筋の展開は予想通りなのですが、 それでいてなお、かつて特撮を喜んで見ていた頃の心にグッっと来る熱いシーンが。 7話が特に素晴らしいと感じました。 ただ、話が進んでいく5話までの引き込みの弱さを感じました。 それぞれ顔見せをしっかりやらなければならないとはわかっていても、 中盤からの展開と比べるとやはり見劣りしてしまうかと。
キャラクターは、原作を知っているからこそここまで魅力的に映るのでしょうか? 原作の性格をしっかりと掴みつつ、それぞれがそれぞれの理由で、しかし確実に 正義のために戦っているというのを無理なく見せています。 特に高見沢が、きつめの良い人という感じになってて好きです。 先入観無しで、プレイしてみたかったですね。 それでも、全く問題なくキャラクターの掛け合いを楽しめたでしょうから。
戦闘は……普通? 親切にヒントも用意されていますし、頭を使えばクリアできるのですが ヒーローが悪の組織をバッタバッタとなぎ倒す――という展開にはなり得ませんでした。 ……まあ、この辺は腕の差がモロに出るのでどうとも言いがたいのですけど。
総合的には燃える傑作だと思います。 豊富な画像を多用したカットインがあり、それに頼るだけでない画面演出がある。 何度となく変身シーンが出てくるにもかかわらず、そこで気分を盛り上げることが 出来る物語があり、キャラクター同士のドラマがある。 実に丁寧にしっかりと作られた作品でした。
プレイさせていただき、ありがとうございました。 続きを楽しみにさせていただきます。 では。
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