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No3815 の記事


■3815 / )  SRCの次期配布ライセンスについて
□投稿者/ Kei -(2004/11/20(Sat) 09:52:08) [ID:VlKaiGg9]
    SRCの配布ライセンスに関する話(長文)です。

    #以前の議論を目にしたことがない方へ
    #次期配布ライセンスの話はSRC本体自身を配布したいという方のみに影響する事
    #ですので、単にSRCをプレイしているだけの方や、シナリオやデータ、アイコン
    #等のみを公開・配布している方には特に影響ありません。

    SRC安定版Ver.2.0のバグ修正の方に力を注いでいたため、長らくSRC開発版の方の
    開発を休止していましたが、いつまでも新機能の追加が無いと言うのもさみしい
    のでそろそろ開発版の開発を再開したいと考えています。

    そこで以前掲示板などで検討を重ねていた開発版の配布ライセンスを見直し
    ていたのですが、改めて眺めていると
    「有償利用を禁止する必要はないのでは?」
    と思うようになりました。

    有償利用の禁止はトラブルを未然に防ぐために設定されていたものでしたが、
    そもそもライセンスの中で版権作品を利用したシナリオと共に本体を配布するこ
    とを禁止しているため、本体と共に配布出来るのはオリジナル作品のみです。
    オリジナル作品を使う場合であれば有償利用をしても問題は起こらないと思うの
    で有償利用を禁止する必要はないのではないか?と考えるに至った訳です。

    「だからといって有償利用許可にこだわる必要はないのでは?」と思う方も
    いらっしゃると思います。
    しかし、オープンソースのライセンスは有償・無償に係らず使用を許可するとい
    う方法が一般的であり、オープンソースソフトウエア利用を促進するNPOである
    Open Source Initiativeも、有償利用を制限するライセンスはオープンソース
    ライセンスとは認められないとオープンソースライセンスを定義しています。
    従って他のオープンソースプロジェクトと同列に扱ってもらうためにも有償利用
    への制限は取り払った方が良いと考えています。

    また、雑誌収録等の有償利用のニーズに答えるため安定版と開発版とで配布ライ
    センスを変えるということを予定していましたが、これでは本来同じプログラム
    に2種類のライセンスが存在することになり、いろいろと取り扱いがややこしく
    なってしまいます。

    このような考えに基づいて配布ライセンスの最終案を修整したものが以下の
    ライセンスです。
    皆さんからのご意見をうかがった後、開発版の公開再開と同時に安定版、開発
    版の両方に適用しようと考えています。

    なお、本ライセンスはあくまでSRC本体にのみ適用されるものなので、汎用
    データの使用・配布条件は従来のまま変わりません。
    また、SRCのユーザの方によるシナリオやアイコン、データの配布には一切の
    影響はありません(SRC本体を同時配布しない限り)。

    ===

    オープンゲームプログラム使用許諾書 草案
    Open Game Program License
    2004/11/20 Version 0.1
    Copyright (C) 2004 Kei Sakamoto
    http://www.src.jpn.org/

    以下の内容を変更せずそのままコピーする場合に限り、本ファイルを配布す
    ることができます。


    [はじめに]

    本ファイルはOGPL - Open Game Program License (以下、本ライセンス)に
    ついて述べたものです。本ライセンスは自由なゲーム開発環境をオープンソ
    ースの元で実現するために作成されました。

    本ライセンスでは他者の権利を阻害しない場合にのみプログラムを無保証で
    提供しその利用を認めること、一定の条件下でプログラムを変更・配布する
    権利をユーザに与えることを規定しています。

    配布、変更以外の行為は本ライセンスの対象としません。それらは本ライセ
    ンスの範囲外です。プログラムを実行・利用する行為に関して本ライセンス
    による制約はありません。プログラムを実行・利用する行為はユーザの責任
    で行われることになります。

    以下にプログラムが無保証であることについて述べた後、プログラムの利用
    に関する注意と配布に関する条件を示し、最後にライセンスの更新に関する
    条項について述べます。


    [無保証]

    本ライセンスに基づいて配布されたプログラム(以下、本プログラム)は無保
    証で提供されます。本プログラムを使用して発生したいかなる損害について
    も本プログラムの作者は責任を負いません。また、本プログラムのためにシ
    ナリオやデータ、画像等を作成し、公開する場合のリスクは全てあなたが負
    う事になります。


    [プログラムの利用に関する注意]

    本プログラムのためにシナリオやデータ、画像等を作成し、公開する際は以
    下の事にご注意ください。

    雑誌等からスキャナで取り込んだ画像やCD-ROM、DVD-ROM等から取り込んだデ
    ータを許可無く配布することは著作権上禁止されています。

    商用に公の機関に登録されている楽曲の音楽データファイルや楽譜、歌詞を
    楽曲の権利者または管理機関から使用許可を受けずに配布することは著作権
    上禁止されています。

    他人が作成した素材データを、素材データの配布条件で許可されていない形
    で配布することは著作権上禁止されています。

    実在の人物の画像を本人から許可を受けずに配布することは肖像権上問題と
    なることがあります。

    登録された商標をタイトルに用いた著作物を販売することは商標権上問題と
    なることがあります。


    [プログラムの配布に関する条件]

    本ライセンスに基づいて配布されたプログラム(以下、本プログラム)は一定
    の条件下で無償による再配布することが認められています。再配布の際にプ
    ログラムの内容を変更してもかまいません。

    本プログラム及び本プログラムのソースコードを利用して作成したプログラ
    ムを配布したり、そのソースコードを配布する際は以下の条件を全て守って
    ください。

    1. 添付データへの禁止事項
    プログラムやソースコードを以下の(a)-(f)のいずれかに該当する著作物(シ
    ナリオやデータ、画像、効果音、MIDI等)と共に配布することを禁止します。
    なお、配布するプログラムやソースコードに添付、あるいは組み込まない場
    合でも、以下の(a)-(f)に該当する著作物を本プログラムで扱うことを前提と
    してホームページ上で公開している場合は、そのホームページ上でプログラ
    ムやソースコードを配布することを禁止します。
    また、以下の(a)-(f)に該当する著作物を本プログラムで扱うことを前提とし
    て店舗や展示即売会等で販売、配布する場合はプログラムやソースコードを
    同時に配布することを禁止します。

    (a) 不正な取り込みデータ
    許可無く雑誌等からスキャナで取り込んだ画像やCD-ROM、DVD-ROMから抜き出
    したデータ等が該当します。
    なお、自分で描いた絵をスキャナで取り込んだ画像は該当しません。

    (b) 版権作品を扱った著作物
    ただし、あなたが版権元から配布に関する許可を得ている場合や、版権作品
    を著作権で定められた引用によってのみ扱っている場合は該当しません。
    なお、版権作品のキャラやメカ等が直接登場しなくても、その背景世界の設
    定を借りている場合は版権作品を扱っていると見なします。

    (c) 配布条件を準拠していない素材データ
    他人が作成した素材データをその素材データの利用条件に違反した形で添付
    して配布すること禁止します。
    有償配布を行う場合は「フリーで使用可能」という条件で配布されている素
    材データについても有償配布の許可が明記されていない限り必ず事前に素材
    データ作者の了解を取ってください。

    (d) 肖像権データ
    実在の人物の画像等が該当します。
    ただし、本人から許可を得ている場合や、死後70年以上を経過している場合
    はこの限りではありません。

    (e) 商用に登録された音楽データ
    商用に公の機関に登録されている楽曲の音楽データファイルや楽譜、歌詞が
    該当します。
    ただし、楽曲の権利者または管理機関から使用許可を得た上でその使用規約
    に従っている場合はこの限りではありません。

    (f) 登録された商標をタイトルに使用した著作物
    登録された商標をタイトルに使用した著作物が該当します。
    ただし、商標の権利者から使用許可を得ている場合や、著作物がその商標が
    登録されている区分に該当しない場合はこの限りではありません。

    2. オープンソース
    配布するプログラムを入手したユーザが無償でソースコードを入手出来るよ
    う、以下のいずれかの方法で配布するプログラムのソースファイルを公開し
    てください。
    - 配布するアーカイブファイル内にソースファイルを含める
    - 配布するCD-ROM、DVD-ROM等のメディア内にソースファイルを含める
    - バイナリを配布するホームページでソースファイルを配布する

    3. 同一ライセンスの使用
    配布するプログラム及びソースファイルにも本ライセンスを適用し、本ファ
    イルを配布ファイル内に同封して配布して下さい。本ライセンスと異なるラ
    イセンスを新たに適用することは許可されません。異なるライセンスの適用
    とは、プログラムのシェアウェア化などプログラムの使用に対して課金する
    行為を含みます。
    本ライセンスが更新されている場合、より新しいバージョンのライセンスを
    適用し、本ファイルの代わりに新しいバージョンの使用許諾書を添付しても
    構いません。詳しくは「ライセンスの更新」の項を参照してください。

    4. ライセンス情報の明記
    配布するプログラムが本ライセンスに基づいていることを容易に確認出来る
    ようにして下さい。タイトルウィンドウに記載したり、メニューから表示す
    るバージョン情報に記載すると良いでしょう。マニュアルやReadmeファイル
    に記載するだけでは不十分です。
    また、公開するソースコードにおいて本ライセンスに基づいて配布されてい
    ることを各ソースファイル中に明記して下さい。

    5. 改変情報の明記
    ソースファイルを変更した場合は変更した旨とその変更日を変更したファイ
    ル上に明確に表示して下さい。

    6. 改変したプログラムの同一名称による配布の禁止
    異なる内容のプログラムが同一名称で配布されることによる混乱を避けるた
    め、内容を改変したプログラムを配布する場合は、プログラムの名称を変更
    してください。


    [ライセンスの更新]

    本ライセンスの作成者(Kei Sakamoto)は随時、本ライセンスの改訂版、又は
    新版を公表することがあります。そのような新しいバージョンは、現行のバ
    ージョンと基本的に変わるところはありませんが、新しい問題や懸案事項に
    対応するため、細部における変更・追加が行われることがあります。

    最新のライセンスはSRC公式ホームページ(http://www.src.jpn.org/)で公開
    されています。プログラムの配布に使用されたバージョンより新しいバージ
    ョンのライセンスが公開されている場合、プログラムの配布の際にプログラ
    ムの配布に使用されたバージョンより新しいバージョンのライセンスを使用
    しても構いません。

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