SRCで用いられているアイコンの個々の著作権はアイコン作者にあります。
また多かれ少なかれ「時間と労力」を費やして描いた自分の絵が、(例えどんな用途であれ)断り無しに自分の知らぬ所で「無断使用されていた」といった事も、アイコン作者にとってあまり気分の良いものではありません。
ですので上記のような要望は、未然のトラブル防止の為にも各開発パックコーナーで個々のアイコンについて、アイコン作者を調べ、その上でメール等で個別に交渉するようにしてください。
※無断使用はトラブルの元ですのでくれぐれもご注意ください。
なおゲーム画面をキャプチャした物の様な「スナップショット」のHPに掲載に関しては、
SRCの紹介や自作シナリオの紹介といった常識的な範囲でしたら、使用するアイコンの作者から許可を取って行なってください。
SRC本体と汎用データのキャプチャに関しては特に許可は必要ありません。
これも上記事項とも関連しますが、既存のアイコンを改変して「ユニットの色違いの別バージョンを作りたい」「キャラクターの表情パターンを作りたい」……等々といった要望はアイコン制作時によくある質問です。
上の事項にも書きましたが「個々のアイコンの著作権は個々のアイコン作者にあります」。
ですので例えSRC用に用いるのであっても、制作者の了承無しに無断で改変する事は、こちらも未然のトラブル防止の為にも『決して』行わない様にしてください。
それでも「どうしてもそれを元に作りたい!」と言った場合には、上記Q501に書いた様な方法で個々のアイコンの作者を調べ連絡を取り、そして了承をもらってから行う様にしてください。(注1)(注2)
注1):アイコン作者も個々の事情でしばらくネットにつなげないと言った事も多々あります。ですので要望をメール等で送ったのにしばらく返事が来なかったので「見きりで改変させてもらう」と言うことは、過去に何度もトラブルに原因となった事もあるので決してしないでください、ご注意ください。
注2):なおその際はお互いに円滑なコミュニケーションを取るためにも、「どういった用途でどういう風に改変するか」を「具体的」に伝えてお願いするのが望ましいでしょう。
【追記】:ちなみに「MAPチップ」の改変に関しては「SRC用」に使うのであればこれには当てはまりません。これは作者が誰という問題ではなく、通常マップチップは他のマップチップと一緒に用いることが基本である事から、その整合性のために他のマップチップを改変して作ることが前提になるためです。
上記の様な出典などの「音声ファイル」等は著作権の問題が非常に厳しいため、事実上『不特定多数』への配布となる「シナリオへの添付」はかなり望ましくありません。
どうしてもシナリオの演出上その音声ファイルを指定したいと言うのであれば、添付テキストとして「その音声の含まれているCD(等のメディア)名」と「変換wav名」を記述し、その上で『個人の範囲で個人の責任でお楽しみください』との最低限の注意書きを書く等の配慮を行った上で、プレイヤーに任せるくらいにしておいてください。MIDIファイルの扱いも同様です*1。
なお、シナリオリンクやSRC Webに登録する際は、関連する規約を読み、遵守してください。
SRCではMP3ファイル(.mp3)をMIDIファイルやWAVEファイルの替わりに使うことが出来ます。
BGMに使うMP3ファイルはMIDIファイルと同じくMidiフォルダ内に、効果音に使うMP3ファイルはWAVEファイルと同じくSoundフォルダ内に置いてください。
MP3ファイルはBGM用ファイル検索の際にMIDIファイルより高い優先度を持ちます。
MIDIファイルとファイル名が同じで拡張子だけが異なるMP3ファイルがMidiフォルダにある場合、MIDIファイルの替わりにMP3ファイルが再生されます。
例 Alice.mp3 と Alice.mid があれば Alice.mp3 が再生される
MP3ファイルが効果音用に使われる場合はこのような優先付けされた検索は行われません。ファイル名にMP3ファイルのファイル名をそのまま指定する必要があります。
MP3ファイルの再生にはかなりのマシンパワーが必要です。また、環境によってはWAVEファイルと同時再生出来ず、MP3ファイルを再生している間は効果音が鳴らなくなってしまう場合があります。MP3ファイルを使用される際にはご注意ください。
MP3ファイルをBGMと効果音の両方に使用する場合、MP3ファイルの効果音が再生されるとBGMのMP3ファイルの再生は中断されてしまうので注意して下さい。
画像データのファイル形式としてビットマップ形式(.bmp)、JPEG形式(.jpg)、GIF形式(.gif)、PNG形式(.png)をサポートしています。
ただしパイロット画像、ユニット画像、マップ画像はビットマップ形式しか使用できません。
画像の色数には規定はありませんが、透過表示を行う際には256色以下にする必要があります。
このため、ユニット画像については256色のビットマップ形式にする必要があります。
SRCのシナリオはキャラクター重視の傾向として、パイロット・ユニットともかなりの数のアイコンを添付される傾向があり、どうしてもファイル容量がかさみがちになります。どうしても気になる様でしたらファイルシステムを「FAT32」*2に変更する事で、多少は容量も改善されるかとも思いますのでお試しください*3。
Windowsによって Thumbs.db というファイルが勝手に付け加えられることがあります。 このファイルはシナリオにとってまったく無駄なものなので、消去することをおすすめします。 消去するさい警告が出るかもしれませんが、無視してかまいません。
Windowsの設定によっては Thumbs.db が表示されないこともあります。
フォルダ容量が表示ファイル容量合計より異様に多い場合は、その可能性があります。
そういう場合は、Windows XP までなら エクスプローラウィンドウのメニューから{フォルダオプション}ダイアログ=>{表示}タグを出し、(1)「ファイルとフォルダの表示」で「すべてのファイルとフォルダを表示する」を選び、(2)「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない」のチェックをはずしてください。
Vista ならば、スタートメニューから コントロールパネル-デスクトップのカスタマイズ を表示させ同様の操作を行ってください。
自作シナリオで自作データにエラーが出る。 それはそのエラーメッセージの通り、その自作データの記述で何らかのミスをしていると言う事です。
また、データファイルの置き場所などや読み込み指定方法がまちがっていて、データが読み込めていないこともあります。「〜というパイロット(ユニット)が見つかりません」などのエラーメッセージが出るときは、このケースが多いです。
自作データそのもののミスではありませんが、Create などパイロット・ユニットを出撃させるコマンドにミスがあってエラーが出ることもあります。 Create コマンドについて詳しくはQ407をご覧ください。
以下の項目がよくあるミスです。 この辺をまずチェックしてみてください。
<データ記述のミス>
・「半角」で記述すべき所が「全角」になっている。 特に、「(汎用)」などの「( ) (カッコ)」 のミスは非常に多い。 半角スペースと全角スペースのまちがいも多く、かつ、気がつきにくい。 コメント符号の「#」を全角にすると、VBエラーなど原因を突き止めにくいエラーを引き起こしやすい。 また、特殊能力の「Lv」、武器属性の「L」はともに「半角」。
・武器属性は基本的に「全角文字」。 「B」と「P」は半角に間違ってなっていないか?
・特殊能力の「S防御」と「NT」等も全角。
・各要素間の『 , (半角コンマ) 』抜け。
・上記と反対に余分な「 , 」がある。←特に特殊能力の「最終修得レベルの後」は要注意。
・「 , (半角コンマ)」と「 . (半角ピリオド)」や「、(全角コンマ)」の打ち間違い。
・「 , 」の後に半角スペースを入れておくのがベスト。
・パイロット用特殊能力の修得レベル抜け。
・パイロット用特殊能力とユニット用特殊能力との混同。
・名称にスペース「 」、セミコロン「"」、コンマ「,」を使っている
<データファイル・読み込み設定のミス>
・データファイルを置くフォルダがまちがっている。 正しい置き場所は、ヘルプの データの作成−データ形式 の項目をお読みください。 ファルダ名を「Data」ではなく「Date」「Deta」、全角で「Data」などにしてしまうこともあります。
・ファイル名のまちがい。「Pilot.txt」を「Pirot.txt」としてしまうなど。
・ファイル名のまちがい その2。 パイロットデータファイルを「Unit.txt」「Robot.txt」、ユニットデータファイルを「Pilot.txt」としてしまうミスです。 データ形式にミスが見つからないのに「〜のデータが不正です。」などのエラーが出続ける場合は、このミスを疑うべきです。
・「@作品名」という読み込みデータ指定を行っていない。 または、このデータ指定と Dataフォルダ内の作品別フォルダの名前が一致していない。
・「@」が、全角「@」になっている。
なおエラーメッセージの記述場所はあくまで「目安」です。 その前後もチェックすると良いでしょう。
関連項目:その他よくある質問 / よくあるエラーメッセージとその対策−ユニット・パイロットなどデータ関係のSRCエラーメッセージ
自作シナリオ作成でイベントコマンドも打ち終わり、いざテストをしてみるとユニット画像は出てくるが背景は真っ黒のままでMAP画像が出てこない。 これは多くの場合「MAPデータのファイル名が違う事」が原因です。
シナリオデータと対応するMAPデータはそのシナリオデータと同一のフォルダー下にあり、かつそのMAPファイル名はそのシナリオデータのファイルと「同名」にしなくてはいけません。
※例えばシナリオデータのファイル名が「第1話.eve」の場合、それに対応するMAPデータのファイル名は「第1話.map」となります*4。
なおこの条件に合っているはずなのにそれでも表示されないという場合は、ファイル名をチェックしてください。 「半角」「全角」のちょっとした違いや、「カタカナ、ひらがな」「半角スペースの有無」等の小さい違いで表示ができなくなりますので要チェックです。*5。
ここでは、自作シナリオで、ユニットが配置されず、エラーメッセージも出ないトラブルを取り上げます。
「〜というパイロット(ユニット)が見つかりません」などのエラーメッセージが出るときはQ507を参照してください。
他の人のシナリオの場合、ユニットが配置されたがユニット独自の画像が出ないならQ204を見てください。
このトラブルの多くは Createコマンドの記述ミスのためです。Q407後半を参照してください。
それ以外には、
関連項目:その他よくある質問 / よくあるエラーメッセージとその対策−ユニット・パイロットなどデータ関係のSRCエラーメッセージ
ここでは、自作シナリオで、ユニット・パイロット自体は配置されているが、画像は表示されないトラブルを取り上げます。
他の人のシナリオの場合はQ204を、
Create コマンドを使ったがユニットが出撃しなかった場合はQ407後半を参照してください。
「〜というパイロット(ユニット)が見つかりません」などのエラーメッセージが出るときはQ507とよくあるエラーメッセージとその対策−ユニット・パイロットなどデータ関係のSRCエラーメッセージ
のほうが詳しく書いてます。
このトラブルは、画像ファイルが正しく読み込まれてないことにより起こります。 以下の点をチェックしてください。
(1) 画像ファイルはたしかに存在するか。 画像ファイルのファイル名がデータ(pilot.txt など)で指定されたファイル名と一致しているか。
ファイル名は厳密に一致していなければなりません。 半角と全角は別の文字として認識されます(特に、括弧、数字、ピリオドなどが要注意です)。
パイロット画像の場合はユニット用特殊能力「パイロット画像」、ユニット画像はアイテム専用特殊能力「ユニット画像」の記述もチェックしてください。
データ作成でファイル名を入力するさい画像ファイル名からコピー&ペーストすると、このミスは大幅に減らすことができます。
(2) 該当データの画像ファイル指定以前の部分にまちがいはないか。
途中にパラメータ抜けや「,」抜け、重複などがあるとそれ以降は正しく読み込まれません。
(3) 画像ファイルの置き場所(フォルダ)は正しいか。
正しい置き場所については、ヘルプの データの作成−データ形式 のページの「(2)画像データ」をお読みください。
(4) 画像ファイルがこわれていないか。SRC で対応していない形式になっていないか。
スペシャルパワーの自作機能はVer.1.7以降でサポートされたため、スペシャルパワーデータが添付されたシナリオは限られています。
スペシャルパワーデータが定義されていないシナリオでもスペシャルパワーを使えるようにするため、SRC本体には互換性維持のためのスペシャルデータが添付されており、シナリオ側のDataフォルダ中にスペシャルパワーデータファイルが存在しない場合は
SRC本体があるフォルダ\Data\System\sp.txt
を調べ、ファイルがあれば自動的に読み込むようになっています。
シナリオで独自にスペシャルパワーデータを設定する場合は sp.txt を
シナリオフォルダ\Data\System\sp.txt
に置くことでスペシャルパワーの動作を変更したり、新たなスペシャルパワーを追加することが可能です。
また、両者に同じ名前のスペシャルパワーがある場合、シナリオ側 sp.txt が優先されます。
スペシャルパワーデータファイルは Data¥作品名¥sp.txt として作品毎に定義することも可能になっています。
この場合は上の sp.txt が読み込まれた後、作品独自の sp.txt が読み込まれます。
トラブルを除去するには、そのトラブルがどこで起こったのかを知るのが大変重要です。
おもに、Talk コマンドか Confirm コマンドを一時的に挿入することによって調べます。
変数の変化を追うときには、ファイル中のあちこちに
Talk 変数 ○○の値は、$(変数名) End # または Confirm "変数 ○○の値は、$(変数名)"
を挿入していきます。
変数が存在しているかどうかを調べるには、上記を代用しても良いし、以下のようにもできます。
Talk 変数 ○○は存在?:$(IsVarDefined(変数名)) End # または Confirm "変数 ○○は存在?:$(IsVarDefined(変数名))"
エラーの発生行を確定させたり、イベントやサブルーチンなどが起動されているかを調べるには、
Talk ○○行め コマンド○○の直前 End
などを埋め込んでいきます。
なお、Confirm はシステム変数「選択」を変化させるので Ask コマンドを使っている時には注意が必要です。
そのほか、トラブル発生箇所に見当がついてる場合には、一時的にその行行頭に「#」をつけコメント化してみるのも一手段です。
トラブルの発生箇所は大きな手がかりになりますが、トラブルの原因箇所とは限りません。それ以前の記述ミスが影響してエラーになる場合もよくあります。
拡張子とは「ファイルを識別する」ための記号で、通常ファイル名の後に付いている通常は「3文字」の文字の事です(例:「SRC.exe」「サンプル.eve」「robot.txt」等々)。
SRCではこのQ&Aをはじめ、基本的にこれが表示されている事を前提に話を進めているのですが、市販のパソコンの環境では、「初心者が誤って操作しないように」との配慮からか、デフォルトではこれを表示しない設定になっていることが多いようです。 そこで、ここにその表示の仕方をご存知無い方のために付記しておきます。
デスクトップから*6以下の手順を辿ってください。
■マイコンピュータ=> {表示}メニュー*7=> {フォルダオプション*8}=> {表示}タブ
Windows Vistaの場合は
■コンピュータ*9=> {整理}メニュー=> {フォルダと検索のオプション}=> {表示}タブ
そうすると「登録されているファイルの拡張子は表示しない」とのチェックがありますので、このチェックを外して更新してください(XP以降なら「すべてのフォルダに適用」をクリックしてください)。 これで拡張子が表示される様になります。
おもな原因は以下の通りです。
(1) マップの地形クラスがユニットの出撃可能地形でない
ユニットの出撃時には、ユニットデータの「移動可能地形」がマップ左上隅(1,1)の地形クラスに適合するかどうかをチェックされ、適合しないユニットはリストに表示されません。
特によくあるのは、移動可能地形「宇宙」への誤解です。 これは、「宇宙でのみ移動が可能」を示すものです。 「宇宙で移動が可能」ではありません。 したがってこの移動可能地形が設定されたユニットを地上マップで出撃させようとしたら(たとえ同時に「陸」などが設定されていても)強制退却となります。
また、「地」という移動可能地形は存在しません。 「陸」が正しい名称です。
(2) パイロットが搭乗していない、または、2人乗りユニットでパイロットが1人しか乗っていない。
サポートパイロットは搭乗パイロット数にカウントされませんので、注意してください。
経験上、**実はバグが残っている**ことが多いのですが、残っていないと仮定すると、以下が考えられます。
イベントラベルの変更 ・ 新設 ・ 削除は、オプション「デバッグ」が有効でない限り、ステージを最初から読み込みなおさないと反映されません。 データ関係などは、SRC の再起動が必要な場合もあります。
SRC本体のバグを疑うのは最後の最後で、それまでは「何か自分のミスがある」と思っておいたほうが堅実です。
ここでは、イベントの書式や文法を理解していながらやってしまうケアレスミスを取り上げます。
書式・文法への誤解があるケースは取り上げません。
ユニットデータ・パイロットデータなどのミスも取り上げません。Q507を参照してください。
<半角スペースと全角スペースの入れ違い。>
半角スペースを全角に、全角スペースを半角にしてしまうミスです。
このミスは、一見、見当違いに見えるエラーメッセージがでることがあります。
このミスを防ぐには、エディタの設定で、半角スペース・全角スペースのいずれかまたは両方の表示形式を変えて区別できるようにします。
ヘルプ推奨のエディタの場合は、
sakuraエディタならば、メニューの 設定 -> タイプ別設定 で開くダイアログの、「カラー」タブ -> 「色指定」の、「半角空白」「日本語空白」の項を調整します。
MKEditor では、メニューの ツール -> エディタオプション ダイアログの (1)「表示2」か、(2)「カラー/スタイル」の項で調整します。
操作方法はいずれも、エディタのバージョンアップにより変更される可能性があります。
<パイロット名・ユニット名・アイテム名などの誤字>
パイロット・ユニットなどがいない旨のエラーメッセージが出たり、これらの名前がサブルーチンだと解釈された場合、このミスの可能性があります。
記述するとき記憶を過信せず、Pilot.txt などからコピー&ペーストすることで、このミスは減ります。
<コマンド名 ・ 変数名 ・ サブルーチン(通常ラベル)名などの誤字>
“サブルーチンの呼び出し先ラベルである「〜」がみつかりません” などのエラーメッセージが出るときは、コマンド名やサブルーチン名の誤字の可能性が高いです。
変数の値が常にゼロまたは空文字であるかのように動作するときは、変数名の誤字の場合がよくあります。
この問題では、過信は禁物です。 ふだんから一字一字をしっかり確認するようにしましょう。
コマンド名 ・ ユニット名などを手書きでなく、ヘルプやデータファイルなどからコピーするのもミスを防ぐ有力手段です。
<変数名・パイロット名・ユニット名・アイテム名などのケアレスミスのリスト(誤字以外)>
・ 名前のかち合い――コマンド名などシステムで定められた名前と同名になっている。これは、SRC に手馴れてきてもよくあるミスです。特に、Info関数やバトルコンフィグデータがらみでは要注意です。また、配列変数の名前は単純変数以上にチェックし忘れがちです。
・ 名前のかち合い(2)――変数名として使っている文字列やシステムで定められた文字列を、今度はふつうの文字列として使おうとしている。 このミスは、文字列を配列変数のインデックスとして使う場合、よく発生するようです。
また、通常変数と配列変数に同じ名前をつけてしまった、など。
設定した変数が多いほど、これらのミスの危険は増えます。 このミスを避けるためにも、変数の一覧をメモしておくことをおすすめします。
・ パイロット名のつもりをユニット名にしてしまっている。またはその逆
・ パイロット名・ユニット名のうしろに付いている「(...)」を書き忘れた
・ パイロット名・ユニット名のつもりで愛称を書いてしまった
<括弧“( )”の対応が取れていない>
ヘルプ推奨の sakuraエディタ には、括弧にカーソルを置くとその括弧・対応する括弧の両方を強調表示する設定ができます。 設定箇所は、設定 -> タイプ別設定 ダイアログ、「カラー」タブ -> 「色指定」の「対括弧の強調表示」です。
また、「対応括弧にジャンプ」の機能があるエディタでは、それを使ってチェックすればよいでしょう。
<EndIf、Next などの抜け落ち>
これをふせぐには、If〜EndIf、For〜Next の間の部分を字下げすることです。
<その他のよくあるケアレスミスのリスト>
・ 式区切りの半角スペースが抜けている
特に多いのは、演算子 '>', '<', '-' の前後で、とりわけ ')', '(' や数字との間のようです。
・ Exit, Return などの抜け落ち
・ ラベル末尾の「:」など、全角・半角の区別が付きにくい文字のミス
使用フォントによっては、大文字の 'I'(アイ)と小文字の 'l' など、見た目で区別が付かない組み合わせもあります。
まずはQ207を参考にして、それで解決しないか確認してください。
それでも解決しない場合、以下の可能性が考えられます。
そもそもMIDIが再生できない環境である
Windows2000以前のOSの場合に、MIDI再生環境が無い場合があります。
「コントロールパネル」の「サウンドとオーディオ」を開き、「オーディオ」「MIDI音楽の再生」を確認します。
ここに何も表示されていない場合、MIDIは再生できません。
SRCをプレイする以前の問題なので、解決方法はGoogleなどで検索して調べてください。
ミュートになっている
画面右下の通知領域にスピーカーのアイコンがあります。
これをクリックして「ミュート」にチェックが入っていないか確認してください。
SWシンセサイザがミュートになっている
Windowsの音量は項目ごとに分かれています。そのためMIDIのボリュームだけが絞られているということがあります。
先ほどのスピーカーのアイコンを右クリックして「ボリュームコントロールを開く」を実行してください。
SWシンセサイザという項目にミュートがチェックされている、もしくは音量が極端に低くなっていなか確認してください。
もしSWシンセサイザという項目が無ければ、プロパティから「表示するコントロール」のSWシンセサイザの項目にチェックを入れてください。
他のプログラムがMIDI再生機能を占有してしまっている
SRCと同時にWindowsMediaPlayerなどMIDIを再生できるプログラムを起動していると、そのプログラムがMIDI再生機能をSRCに譲ってくないことがあります。
この場合、他のプログラムを終了させる必要があります。
ただし、×ボタンなどでそのプログラムを閉じても終了していない場合があります。
その場合、タスクマネージャーなどからプロセスを強制終了させる必要があります。
やり方は、SRCとは直接関係が無い機能なのでGoogleなどで検索して調べてください。
考えられる原因は、おもに二つあります。
1.パイロット名 ・ ユニット名の誤字
パッと見ただけで確認したつもりになるのは危険です。一字一字をしっかり確認するか、パイロットデータなどからコピーするようにしてください。
2.パイロット ・ ユニットが特定できない。
同名パイロット ・ ユニットを複数作った場合、パイロット名 ・ ユニット名では特定できず、最初に作ったパイロット ・ ユニットが指定されたとみなされます。そのため、イベントコマンドや関数の左辺値用法の場合はあたかも動作していないように見え、関数の右辺値の場合は見当違いの値が返されます。
このトラブルは、パイロット ・ ユニットがザコ ・ 汎用の場合が多いですが、ネームドでもイベント用に同名ユニットを作ったステージなどで起こることがあります。
これを防ぐには、できるだけパイロットID ・ ユニットIDを使うことです(ヘルプで、パイロット名 ・ ユニット名を指定するように書かれた引数は、IDも使えます)。
Vista、7に標準搭載のMIDI音源Microsft GS Wavetable Synthでは、XPまででは聞こえていた音色が聞こえなくなる場合があります。
解決にはTiMidity++などのフリー音源とMIDIマッパーを導入するといった方法があります。
また、多少強引ですがVSTを使用するやり方もあります。
参考 http://www48.atwiki.jp/src-midradioplayer/